01. お店が預けているデータと、3つの心配
POSレジ・予約システムには、お店にとって一番大切な情報が集まっています。
漏れたら:信用を失う
お客様の氏名・電話番号・施術の履歴やアレルギーの記録。外に出てしまえば、お店の信用は取り戻せません。
消えたら:営業が続けられない
予約の一覧も、前回のカルテも、売上の記録もなくなります。紙の控えから作り直すのは現実的ではありません。
出せなかったら:乗り換えられない
システムを替えたくても、データを持ち出せなければ、お客様の記録をすべて手で入れ直すことになります。
この3つの心配に、saasjp.com は「漏らさない」「なくさない」「閉じ込めない」という3つの約束でお応えします。 このページでは、その約束を支えている仕組みを順にご説明します。
私たちはデータを「お預かりしている」立場です。データの持ち主は、いつでもお店のみなさんです。
02. 一般的なPOSとの、データの置き場所の違い
saasjp.com は、1ご契約者・企業さんにつき専用のデータベースをご用意しています。他のご契約者さんのデータと、同じ入れ物に入ることはありません。
多くの業務システムは、1つの大きなデータベースに、たくさんのお店のデータをまとめて入れる作りになっています。 お店の区別は、1行ごとに付けた「店舗番号」で行います。設備が1つで済むため、安く提供できる方式です。
ただしこの方式では、あなたのお店のデータと他のお店のデータが、すぐ隣の行に並んでいます。 プログラムに不具合が1つあれば、他のお店のデータが見えてしまうおそれがあります。
saasjp.com は、その逆の作り方をしています。データベースそのものを、ご契約者さん(お店)ごとに分けています。
何が変わるのか
| 比べる点 | 1つのデータベースに同居型 | ✨ saasjp.com:お店ごとに専用 ✨ |
|---|---|---|
| データの置き場所 | 全店のデータが、同じデータベースの中に並んでいます | ご契約者ごとに別のデータベース。同居しません |
| 不具合があったとき | 他のお店のデータが見えてしまうおそれがあります | 入れ物が別なので、他店のデータとは交わりません |
| 復元するとき | 全店分がまとまっているため、1店舗だけを過去に戻すのは大がかりです | あなたのお店の分だけを戻せます |
| 持ち出すとき | 全店分の中から、あなたのお店の分を抜き出す作業になります | お店単位でまるごと書き出せる作りです |
saasjp.com は、サーバーもお店ごとに専用です。「他のお店に起きたことが、あなたのお店に伝わらない」ように、設備もデータも分けています。 サーバーの仕組みについてはなぜ、saasjp.com は止まらないのかで詳しくご説明しています。
03. 漏らさない:データに近づける人と経路を絞る
データが漏れる経路は、大きく分けて「通り道」「保管場所」「人」の3つです。それぞれに備えています。
| 守る場所 | saasjp.com の備え |
|---|---|
| 通り道 お店とサーバーの間 |
お店の端末とサーバーの間の通信は暗号化しています。途中で盗み見られても、中身は読み取れません |
| 保管場所 サーバーの中 |
ご契約者ごとに専用のデータベースに保管し、他のお店のデータとは同居させません。保管しているデータも暗号化しています |
| 人 ログインする人 |
パスワードによる保護などで、ログインを守っています。 スタッフごとに見られる・操作できる範囲を分けられます(例:売上はオーナー・店長だけ)。退職したスタッフのログインも、管理者がかんたんに止められます |
お預かりしている個人情報は、プライバシーポリシーに沿って取り扱っています。
04. なくさない:役割の違う2つの備え
「壊れたとき」と「消してしまったとき」は、別の備えが必要です。saasjp.com は両方を用意しています。
何が起きたら、どちらで守るか
| 起こりうること | 守る備え | お店への影響 |
|---|---|---|
| サーバーやディスクの故障 | 控え | 自動で引き継ぎ。データはそのまま残ります |
| 建物ごとの停電・災害 | 控え | 離れた場所の控えが引き継ぎます |
| 操作ミスによるデータの削除 | バックアップ | 過去の時点から復元します(手動作業) |
控えは「今の状態」をそのまま写し取っています。つまり間違って消した操作も、忠実に写し取られます。
だからこそ、過去の時点に戻せるバックアップを別に毎日取り、稼働中の拠点とは別の場所に保管しています。
さらに、定期的に「実際に戻せること」を確かめる訓練を行っています。
05. 閉じ込めない:解約するときのデータ
いつかシステムを替えることになっても、積み重ねたデータは、お店と一緒に次へ進めるべきだと考えています。
STEP 1
解約のご連絡
フォームか窓口へ
STEP 2
CSVで書き出し
解約前に持ち出し
STEP 3
解約の完了
一定期間は保持
STEP 4
データの削除
責任をもって削除
持ち出せるデータ
| データ | 形式 |
|---|---|
| 顧客情報(顧客台帳) | CSV形式 |
| 予約の履歴 | CSV形式 |
| 会計・売上の履歴 | CSV形式 |
CSVは、Excelなど多くのソフトで開ける一般的な形式です。次にお使いになるシステムへの移行にも、そのままご利用いただけます。
saasjp.com をお使いいただく際も、旧システムのデータをアップロードしてお使いいただけます。 入るときも出るときも、データがお店と一緒に動けることを大切にしています。
06. 仕組みだけでは守れないこと
データを守るのは、システムの仕組みと、お店での使い方の両方です。正直にお伝えします。
| 起こりうること | saasjp.com の備え | お店にお願いしたいこと |
|---|---|---|
| パスワードの使い回し・共有 | パスワードによる保護などで、ログインを守っています | 他のサービスと同じパスワードを使わず、推測されにくいものにしてください |
| レジ・タブレットの紛失や盗難 | 会計・予約・カルテのデータはサーバー側にあります | すぐにパスワードを変更し、私たちへご連絡ください |
| 退職したスタッフのログイン | 管理者が、そのスタッフのログインをかんたんに止められます | 退職時は、その日のうちにログインできないようにしてください |
| 誤ってデータを消した | 毎日のバックアップから過去の時点へ戻せます(手動作業) | 気づいた時点で、すぐにご連絡ください |
どれだけ頑丈な金庫でも、鍵を渡してしまえば中身は守れません。ログイン情報をメモで貼り出す、複数のスタッフで同じものを使うといった使い方は避けてください。
07. 使っている技術について
技術方面に興味が強い方に、説明します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データベース | PostgreSQL。金融機関や公共機関でも採用されている、実績のあるデータベース管理ソフトウェアです |
| データの分け方 | ご契約者ごとに独立したデータベース(シングルテナント)。店舗番号の列で区別する方式ではありません |
| 常時コピー | データベース標準のレプリケーション(複製)機能で、離れた場所の控えへ更新を送り続けています |
| バックアップ | 日次の取得に加え、任意の時点へ戻せる方式を併用。稼働中の拠点とは別の場所に保管し、定期的に復元の訓練を行っています |
| 保管場所 | 普段のサーバーは自社で運用する設備、控えは離れた別の拠点に設置しています |
| 暗号化 | お店とサーバーの間の通信、保管しているデータの両方を暗号化しています |
| ログインと権限 | パスワードによる保護などでログインを守り、スタッフごとに閲覧・操作できる範囲を設定できます |
08. よくあるご質問
他のお店から、うちのデータが見えることはありませんか?
ありません。saasjp.com はご契約者ごとに専用のデータベースをご用意しており、他のお店のデータと同じ入れ物に入ることはありません。
データはどこに保管されていますか?
普段のサーバーは自社で運用する設備に、控えは離れた別の拠点に置いています。バックアップは、そのどちらとも違う場所に保管しています。
データは暗号化されていますか?
はい。お店とサーバーの間の通信も、保管しているデータも暗号化しています。
間違ってデータを消してしまいました。元に戻せますか?
はい。毎日のバックアップから、過去の時点へ戻すことができます。復元は私たちが手作業で行いますので、気づいた時点ですぐにご連絡ください。
解約したら、データはどうなりますか?
解約前に、顧客台帳・予約の履歴・会計の履歴をCSV形式で持ち出していただけます。データはお店のものであり、私たちが囲い込むことはありません。
解約後は、手続きのために一定期間データを保持し、その後責任をもって削除します。
今使っているシステムのデータを、saasjp.com に移せますか?
はい。導入時に、旧システムのデータをアップロードしてお使いいただけます。詳しくはお問い合わせください。
09. 用語集
このページに出てくる言葉を、ご存じない前提でまとめました。ここだけ読んでも分かるようにしています。
このページの中心になる言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| データベース | データを整理して保存し、素早く取り出すためのソフトウェア。会計・予約・カルテはすべてここに入っています |
| シングルテナント このページでの言い方:お店ごとに専用 | 利用者(お店)ごとに、専用のサーバーとデータベースを用意する方式。他のお店のデータと同居しません。saasjp.com はこの方式です |
| マルチテナント このページでの言い方:1つのデータベースに同居 | 1つのデータベースに多くの利用者のデータをまとめて入れ、店舗番号などで区別する方式。安く提供できる反面、区別の仕組みに不具合があると他店のデータが見えてしまうおそれがあります |
| 暗号化 | データを、鍵を持つ人にしか読めない形に変えること。途中で盗み見られても、中身が分からないようにします |
| 個人情報 | 氏名・電話番号・住所など、特定の人を見分けられる情報。お客様の情報はこれにあたります |
守り方にかかわる言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 控え(常時コピー) 別の呼び方:レプリケーション | 普段のデータベースで起きた変更を、離れた場所の控えへ送り続け、同じ中身に保つこと。「今の状態」を残します |
| バックアップ | 別の場所に保存しておく、過去の時点のデータ。控えとは目的が違います。誤って消したデータを戻すために使います |
| 復元 別の呼び方:リストア | バックアップを使って、データを過去の時点の状態に戻すこと |
| アクセス権限 | 誰が、どのデータを見たり変えたりしてよいかの決まり。必要な人にだけ、必要な範囲で許可します |
解約・乗り換えにかかわる言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 書き出し 別の呼び方:エクスポート | システムの中のデータを、ファイルとして外に取り出すこと |
| CSV(シーエスブイ) | 表の形のデータを、カンマで区切って保存するファイル形式。Excelなど多くのソフトで開けます |
| データ移行 | 今までのシステムのデータを、新しいシステムへ移して使えるようにすること |